A:\Aiko Virtualでおきたレア抜きの話

AikoVirual NFT事件簿

こんにちは、毎日瀕死マンです
今日はNFT「A:\Aiko Virtual」でおきた
レアを確保する運営が出てきてしまった話を書いてまいります。

AikoVirtualとは?

HP:https://aikovirtual.com/
Opensea:https://opensea.io/collection/aikovirtualnft
イラストは:Vinneさん
総数:8888
リリースは2022年6月26日 0:00(JST)
販売価額はWLが0.05ETH、WL2が0.075ETH、パブが0.1ETH
NFTの生成方法:ジェネラルティブ
トークンの種類:ERC721A

WL2までで完売してます
ETHに直すとおそらく500ETH位
日本円だと時価で7000万円ぐらいの売上を出したプロジェクトです。

もう少し深く掘ると

AikoVirual
美少女系NFTというジャンルのNFTが一部で人気があります。
日本や韓国にはアニメ系のイラストが上手なイラストレーターが多くいてその方々のイラストがアートとして脚光を浴びました。
一時期は一点ものNFTが数百万円で取引された例があります。今回のAikoVirtualはuwucrewという昨年の夏頃にリリースされたNFTのチームが
親のチームとなっており
このコミュニティを起点としたNFTのシリーズです。
チームは別のようですがKGFとほぼ同期に
Live of Asuna(https://opensea.io/collection/livesofasuna
等もリリースされています。
一時期は3ETH100万円を越えるような価格で売買されたいたようなものです。
定義を美少女系NFTとするとちょっと枠が広い気はしますが、
UWUは女の子を中心としたアニメ系イラストのNFTの総本山と言った感じで
他のNFTチームにも非常に顔が広いです。他のNFTチームはUWUホルダーにNFTをミントする権利を渡すことで
UWUチームの協力やコミュニティの応援を得られるのでUWUチームにアピールすることは人気があるのではないかと思います。
実際UWUチームが手掛けた過去のプロジェクトは底堅い値動きをする事が多いです。
美少女系NFTというジャンルはターゲット、欲しがる人が明確なので
NFTを保有することで一定の満足感を得ている人が多いのではないかと思います。

今回起きたレア抜きとは?

ジェネラルティブ生成のNFT
補足するとコンピューターのアルゴリズムでパーツを割り当てて生成するNFTです。
ジェネラルティブNFTこういった形で複数のパーツを使い画像を大量に生成します。
そうすることによって絵描きの人の負担を抑えつつ大量に作成することができます。
ですが、これだけだとおもしろくないので
1/1と呼ばれる完全オリジナルのアートや
個数の少ないレアなパーツを作りレアリティのランキングをコレクションの中に作っています。
リリース直後は中身が見えない状態で販売されることが多いです。
解禁することをReveal(リビール、明らかにする)というのですが
タイミングでNFTのデータをさしかえるわけですね。最初に個数が決められているので常にオープンになっていると
レアがもうはいってないじゃん!」という状態を防ぐための仕組みかと思います。
今回はそのランキングの上位のものを
リビール前に1/1が5つ、レアが27個取った人が出てきたという話です。
1/1を5個は取りすぎでしょう!!!!!
https://twitter.com/aikovirtual/status/1543263305552232449
(AikoVirtual公式アナウンス)

レア抜きの何が問題なのか

Aiko
Traitsniperというツールで見ている画面です。
Just a moment...
パーツ入れ替えでなく描かれた最高峰のレア1/1は10種類だけ
その多くがリビール前に売買されていたためその中身を知っている人がリビール前に5個買いました。
1/1やランキング上位は他のものに比べると高額で取引されることが多く
今回もフロア価格が0.06に対し3-4ETHで売買成立していることを考えると5個売れれば
15-20ETHぐらいの利益は出たのではないかと思われます。
どのくじがあたりか設定する人が購入すれば
利ざやを取りやすくなる、
運営にかかわる方がやればこの先の予定もわかっているので
インサイダー的な利益も狙えることとなります。
買う側からすると公平性を大きく損ねる行為であり。
特に損をした人や期待していた人からすると許せない行為ですね!

誰がやったのか

Kinokoさんというチームのコアメンバーの一人だったようです。
アニメ系のNFTがお好きでkinokoさんにインスパイアされたパーツもコレクションの中に入るような
人気のある人格者、チームの中だとCriminalAnalytics(犯罪分析)をになう等知識面でも重鎮だったようですね。
https://foundation.app/@0xKinoko
コロンビア大学やら私には耳慣れない大学名もでておりますので
非常に優秀な方なんじゃないかと思います。
日本のプロジェクトでも
Love Addicted Girls with BIGLOVE
https://lag.soudan-nft.xyz/
のアドバイザーに名を連ねておられます。

今回のケースで思ったこと

信頼の厚いコアメンバーの犯行となると防ぐのは不可能じゃないかと感じました。
お金が絡むことなので色んな事情があります。
一時期は良くても一時期はだめになることも多々あります。
一般の企業での金銭出納は本来かなり厳格に管理されます。
面接で本人の人となりの確認はもちろんですが
2人で作業することで相互に監視して安全を確保したりとか
複数人で決裁するとか…
本来の手順がこうだとして分散されたオンライン上の組織だとどうすればいいかなとおもうと
プロジェクトに参加したい人から最初に保証金デポジットするお金を取るとか。
外部にレアリティを委託して管理してもらうとか・・・?
高度な管理を信頼だけでおこなうのは難しいなと思いました。
NFTでこれ以上コストかけれるかというと疑問でもあります。
Aikovirtualでは今は対応策を協議しているようです。

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