BOSOTOKYOは何故失敗したのか

BOSOTOKYO NFT事件簿

本日のテーマはBOSOTOKYOは何故失敗したのか…!
価格的には二次流通はまだミント価格は下回っていません…
が、あれだけの費用をかけて完売しなかったことはネガティブに思いますので
原因分析をしておこうと思います。

BOSOTOKYOについて

NFT名:BOSOTOKYO
Opensea:ロック中
ツイッター:https://twitter.com/BosoTokyo
HP:https://www.bosotokyo.com/
販売価格:WL0.4ETH、パブリック1.2ETH→0.6ETH
総発行数:1万の予定でしたが販売が思わしくなく、3310まで減少しました。

https://www.gem.xyz/collection/bosotokyo-official/
OpenseaにロックがかかっているのでGEMがわかりやすいですね。

日本人向けのマーケティングが目立ちますが、
企業としてはイギリス法人になるようです。

セールの状況について

まず販売価格が現在の相場に置いてはかなり高めでした。
直近で0.25ETHで完売しているのはIsekaimeta(仕切り直しをしてやっと完売)ぐらい。
殆どの銘柄がフリーもしくは極安で相場を作っているような状況でした。
(今の感覚だとフリーじゃないと割れるぐらいの相場です)

そうした中で0.4ETH
直近だと世界的に人気のあるアーティストが手掛けるNina’s Super Cool World
0.5ETHで売ってるかなというぐらい。
(こちらは個数が5000、10ETH位するGODAというアート系NFTが前提で必要でバックボーンが強いです)

総数が1万個、価格はWLで3000個が0.4ETH
残りの6000個を1.2ETHからのダッチオークション
運営としてはかなり強気であったと思われます。

WLセールはリザーブという形がとられました。
仕組みが曲者で、0.4ETHで購入するものの、配布は後日と言うかたちでした。
すぐに欲しい人からすると不満が出る仕組みですね

実際のセールの結果

WLは開始5分ぐらいで1200ぐらいの販売に成功。
その後滞りました。

パブリックセールは1.2ETHで数件成立していたようですが、
実際誰が買ってるのかは不明です。0.6まで含めて100個程度が完売。

1300ぐらいしか売れなかったということになります。
一応ETHだと500ETH以上は集まったようなので
小規模な国産NFTに比べるとかなり集金はできたかなという感じ。

何故売れなかったのか

価格が高かった

わかりやすい理由は価格です。
市場にマッチしていない。0.4ETHという価格で自分はミントする対象から外しました
当時炎上もしており、相場観とのズレは大きな原因だったと思います

https://twitter.com/search?q=BOSOTOKYO%E3%80%800.4&src=typed_query&f=live

ツイッターを見てみても同じような意見で高く感じていた方は多そうです。
日本円に直しても10万円近いですからね。

物の話に置き換えてみたら
10万円の絵って結構上等なちゃんとしたアーティストの版画とか
額装された絵とかが買えるんですよね。
アートとしてもかなり高いラインで勝負しちゃったかなと言う感じがしますね。

自分の場合は投機なので売買で利ざやがどのぐらい見込めるのか?
販売価格が高いほど購入する側のリスクが上がるので敬遠しました。

リザーブ方式

配布が後日になるリザーブ方式と言う形がとられたのですが、
特に外国の人には馴染みがなく不満がふきだしていました。

今回の販売順は
WL(リザーブ)
パブリックダッチオークション
WLの人への配布

だったのでいつ配布されるのか?という懸念をもつのが敬遠する理由になりました。
このリザーブ方式が取られたのは、0.4ETHでミントした人が販売しようとすると
ダッチオークションの価格より安く売る可能性がでてきます。
そうするとダッチオークションが売れづらくなるのでそれが原因のようです。

イメージが悪かった

僕は今OATを一生懸命集めています。
Web3.0の世界においてはウォレットの歴史も大事になります
ゴミみたいなNFTもミントしますが、BOSOという目立って、炎上したものを
ミントしたウォレットになるというのがかっこ悪いなと思いました。

イメージの問題なのですが、未来の自分のウォレットに悪い影響がありそうだなと考えました。
マーケティングの仕方が自分みたいな人間にとっては逆効果でした。

売れない理由のまとめ

売れる理由が大事なのですが、
今回は売れない理由の中に致命傷になりそうなものがたくさんありますね。
商品の品質を語る前に売り方やマーケティング等注意するものがあったのではないかと思います。

販売後のはなし

3310個という当初の予定の1/3程度の数になりましたが、運営は続けていけるそうです。
当初の予定もかえないでやれるそうです。

これは良いことかなと思います。

一方でインフルエンサーやお仕事の関係者に200個以上の配布をしていたこと
シードラウンドで1000以上販売していたこと…
再販がありそうなこと

といろいろ出てきてしまっておりました。
なかなか売れ行きが微妙なものでエアドロ品などが出てくるとちょっと怖いなというのが僕の感想です。

まとめ

売れないものには売れない理由があります。
良いと思ったものを10万円出すのと
何が出るかわからないくじを10万円で買うのはまた少し違う気もします。
今後リビールも控えており、違うものが出たとがっかりして売る人もでるだろうと
想像できますので値動きは厳しいかなあ…

逆に購入検討している方は見えるようになってから好きなものを好きな価格で
納得して買うのが良さそうに思います。

今回のBOSOの件は
多額のマーケティング費用がかかっており
プロジェクト側が必要な資金が存在していてそこから逆算している感じがありました。
もう少しスマートな売り方があったんじゃないかなと思います。

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