Cyan、NFTを後払い、レンディングできるサービス

CYAN ツール

本日はCYANについて
NFT系のツールでOpenseaからも出資を受けています。
開発の日本人の方のAMAが面白かったのでまとめてみます。

Cyanについて

Cyanについて

サービス名:Cyan
ホームページ:https://www.usecyan.com/
ツイッター:https://twitter.com/usecyan
サービスの種目:NFT系のあと払い、借金サービス

Cyanの概要

NFT系の後払いを実現したサービスです、
現在の使用だと3ヶ月で4回払いで先行してNFTを入手することができます
BNPL
Buy Now Pay Later がうりのサービスですね。

金利を払う必要はありますが、お金用意する前に手元に入手できる
(CNFT、ラッピングされたNFTという形になります)
エアドロップなどの権利はCNFT保有者にいくそうなので
お金がないときに価格変動を見越した購入や
エアドロップ、PFPとしての先行利用が可能になります。

出資を多数の企業から受けており
NFTマーケットプレイスのOpensea
VentureCapital大手のAnimocabrands
ゲーム系ではSandoboxやゲームギルドのYGGからもうけておるようです。

Medium.com で表示

トークンは未発行なので将来的な給付金の期待もできる状態です。
(ただ給付金になるか、プロジェクト側の資金調達になるかはわかりません)
金利をつけたりすることを考えるとトークンはあっても良さそうなサービスだと思うので給付金狙いでも利用していいんじゃないかなあ?

CyanWentoken

現在まだ流動性が少ないようですが、
途中まで支払いが済んだCNFTも売買できるようになることを想定しておられるようで
ユーザーからすると
途中まで支払い済のものを急いでお金が必要になった人から少し安く買い取ることや
価格の下落などで不要になりそうなものを処分することなんてこともできます。

NFTの売買の選択肢を広げようとしている興味深いサービスですね!

CyanのPawnを実際に使ってみよう

Cyanは3種類サービスがあります。
あと払いを選択できるBNPL
NFTを貸し出して一時的に資金を借りられるPawn
24時間だけNFTを担保にお金を借りるFlashPawn
NFTをあと払いするために資金を提供するVault

今回Pawnを利用してNFTを貸して金利を得てみましょう。
執筆時が8月でETHのマージを控えていて、
その時にCNFTを持つのはちょっと怖かったのでPawnを利用してみました。

FlashPawnの利用方法

CyanPawn

貸し出せるNFTは限定されています。
運営側が流動性やフロアの安定感をみて評価するようです。
すべてのNFTが対応しているわけではない、
NFT自体の価格変動が激しいというのは
Cyanのサービスのちょっと弱い部分かなーと思います。

対応しているMEGAMIを貸し出してみます。
(借金の方にいれる!)

MEGAMICYANどういう計算かわからないのですが、
0.11の評価額で借りてくれるようでした。
フロア価格0.07ぐらいなのでサービスのちょっと弱い部分を感じました。
(こんなに気前がいいと貸し倒れちゃう可能性があります)。

MEGAMI_CYAN2

金利が0.12%、日割りなので年利だと40%近いので暴利ですねw
2回承認をして、24時間貸しだしてETHを受け取ります。0.056を借りれました。
現在のフロア価格が0.066なので10%とられるとしたら手元に入るのは0.06です。
50%の評価額となっておりますが、0.056帰ってこなくてもいいかなーぐらいの率で借りれてしまいました。
もう少しアクティブに評価額は変わったほうが良さそうな感じがしました。

翻訳

ここの翻訳はこんな感じ。
24時間以内に返金しないとNFTが没収されてしまいます。
スマコンでこの契約が履行されるわけではないので
メールに登録して24時間以内に自分で実施をしなければなりません。
サービスを利用する上では最重要なルールです。

Pawnはどんなケースで役に立つのか?

NFTって実質ETHのロングなのですが、活用するパターンが少ないです。
一つ高額NFTを持っていて、追加で別途ETHを用意しないとならない…
となると一回に準備する資金が増えて大変です。
ガチホのNFTを利用してお金を借りて
借りた資金を運用する…なんてこともできます。
通常Pawnは3ヶ月なので3ヶ月あれば増える可能性も十分あると思います。

NFTの運用に新しい選択肢を生み出すことができる
魅力的ではないでしょうか。

Cyanで感じる問題点

Vaultの流動性の少なさ

一番最初に感じたのはVaultの流動性の少なさです。
NFTがベア相場で買う気が薄いです。
Cyanの現状はあまり利用されていないサービスのようでこの少ないVaultでも足りるだろうと思いますが、たくさん買いたいなと言う人が出てきたときにサービスを提供できるのかな?というのが疑問でした

Cyan_Vault

一番上のものでDoodleを買ってる人がいて1400万ぐらいですね。
少し高いの買う人が数人でてくると枯渇しちゃいそうです。

本来は利率が高い方に人は移っていくので不足したら流れるはず…
なのですが流動性がまだ低いのでそこまで円滑にいくかなという気持ちになりました。

セキュリティ

CERTIKから監査を受けており、そこまで複雑なコントラクトは組んでないそうです。
なので安心…とはいかないのが仮想通貨ですね。
ハッキングの被害の可能性は消えないので
CNFTは担保となる本体がハッキングされると無価値に陥ります。
人にセキュリティを委ねることになりますので
安全性はしっかりと担保されてほしいところですね。

浮いたお金で作る保険とか、補償の仕組みは欲しいなーと思いました。
(現状の規模だとなんとかなるけど将来は検討しているといった話でしたね)

ハードフォークへの対応

CNFTは現状本体のNFTの権利が付与される…とされていますが、
ハードフォークの際には
POSNFT、POWNFT、更に分岐のNFTといろいろ出てくる可能性もあるわけですね。
そうするとCNFTを持っていながら、POSNFTしか返してもらえないと実は少し損してる
なんて可能性も生まれると思います。

事例が少ないですがどうだろうなという感じに思いました。
後から価値がついたCryptoPunksV1みたいな事例もありますしね。

Cyanはとっても面白いサービス

CyanはNFTホルダーにとってはすごく魅力的なサービスになると思います。
現状何百万もするNFTは高すぎます、分割払いの選択肢はあっていいはずです。
昨今支払いにクレジットカードを用いるのが増えているんですが、
これでも後払いや分割払いは可能です。
ですが、Defiで行うことでDefiユーザーに還元がいくスマコンで実行できるならユーザーにとっても利益が追求できていい選択になるじゃないかと感じています。
クレジットカードだとおそらくドル円のレートの見込みにETHのボラまでみこんでの支払いになるので
手数料はかなり高くなるでしょう。
海外支払いの経験からの想像ですが、Defiの方が安くなってもおかしくないです。

ユーザーにとって先にものが手に入ることはいい面が多いと思います。
選択肢が増えることは新たな市場も生み出す可能性があります。
お金の流入が増えるとマーケットもまた盛り上がります。

資金面の強さと知名度活用される方法を探していってほしいです!
市場に買い気が戻ってくるともう少し活用されるんじゃないかなと思います。
ゲーム系が多いのはゲームのほうが取引回数が多いからかな

おそらく貢献度的には
①Vaultに資金提供
②BNPLで購入
③PawnでNFTを担保に借りる

だと思います。マージが終わったら検討します。

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