こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。
先日、東京写真美術館にいってきて
建築×写真ここのみに在る光という展示を見てきました。
建物に興味がある人にとってはとても面白かったのでその感想です。
建築×写真ここのみに在る光
タイトル:建築 × 写真 ここのみに在る光
公式サイト:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3108.html
期間:2018年11月10日(土)ー2019年1月27日(日)
場所:東京都写真美術館
恵比寿ガーデンプレイスにある、東京都写真美術館にて開催されています。
建物と写真の歴史
写真が登場したのは1830年頃だそうです。
当時の写真はあまり性能がよくなく、動的なものは撮影できませんでした。
そのため、被写体として建物が選ばれました。
1830年頃というと日本は江戸時代で天保の大飢饉がおきたころです。
世界では1814年に蒸気機関車が作られたり、
大航海時代に支配されていた、南米諸国が独立をしたり
1840年にはアヘン戦争も起きています。
イメージとしては船により世界が繋がり、
地球を一つとした覇権争いが始まる頃という感じですかね。
そんな時代を背景にして写真がどう変化していくか、
その被写体を建物に絞った展示になります。
建築家と写真家の二つの視点から展示されています。
写真には色がなかった
カラー写真が一般化したのは1930~40年ぐらいなのですかね。
自分にとって昔というとなんだか白黒でなんだか別の世界の様な印象を持っています。
写真を通して昔の写真を見ると、その時代に生きていた人。
そしてその人たちがあまり変わらないことを実感します。
建物であれば今も残っているような建物もあり、
当時の人たちが写真という形で構成の人のためにちゃんと残そうとする意志を感じました。
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世界を変えた書物展に行った話
ここでも建築書物は特に念入りに作られていました。
本の印刷も1500年ぐらいからですので人々にとって正確に物を残すことは
課題だったんだと思います。
それを機械的に生産できるようなことは革命的だったんでしょう。
最初は後世に残すための文化から始まるのかなと思いました。
写真の構図
写真の構図は絵画から影響を強く受けているので、
当時からあまり変わらないです。
(レベルはめっちゃ高いです)。
ですので、こう撮りたかったのかな?と推察しながら見ると楽しいです。
カメラを構えてる人が楽しみながら撮っているのが伝わってきました。
建築物はアートとしての側面がありますね。
建物は消えていく。
建物はまだ残っているものと、もうすでに無くなっているものがあります。
記録として、そして記憶として、こうした写真が受け継がれて残っていることは
とても意味があるものだと思います。人間が紡いでいるのです。
風景の端っこに映る荷車。
汚い看板。
時代は変わっていても英文字は読めます。
車があって、オシャレじゃない服の人がいて。
後世にこうした物が残っているってすごい面白いですよ。
サクラダファミリアだったり、自分の写真館を映している人だったり。
写真館がどうやって写真が貼ってあったのか・・・とか。
軍艦島の写真があれば「あー洗濯物ってこうやって干してたんだ~」とか。
背景のカレンダーとか。
見るところがたくさんです。
まとめ
元々は絵の需要というのは宗教絵が強かったと考えています。
識字率が低い時代ですので、文字ではなく絵で人に宗教は凄いと伝えるため
だったんだと思います。
絵は描くために莫大な時間がかり、大金持ちがお金をつんで
描いてもらえるような選ばれた人しか得られないものでした。
ですが、写真はそれを変えます。
時間をかけないでも風景を記録し、
時代が進むと多少動いたって人物の撮影をできるようになります。
そんな写真で人が残したかったものを見れるって楽しかったです。
外国の方が特に多くいらっしゃっていました。
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