こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。
仮想通貨、アルトコイン選定の際のポイントについて書いてみます。
私が銘柄について調べる時に評価するのは以下の点です。
1.時価総額と発行枚数
発行枚数は多ければ多い程、価格が上昇し辛くなります。
そのため、少ない方が好ましいです。
時価総額は現在の価格×循環枚数=時価総額
の式で算出します。
私は総発行枚数を用いることもあります。
(循環枚数=現在市場に出ている枚数、総発行枚数=その通貨の発行上限)
https://coinmarketcap.com/ja/
目安ですが、ランキングになっておりますので
その通貨が1円になった場合、100億枚の通貨ならば
時価総額100億円にはどのぐらいのライバルがいるのか?
といった目安に使えます。
発行枚数は
仮想通貨のホワイトペーパーやコインの情報を取り扱うサイト等で確認することが可能です。
(循環枚数はブロックチェーンエクスプローラーを見る必要がある場合があります)。
私は市場に無限にお金は存在していないという前提で考えています。
そのためどれかがランキングを上げるということは他の通貨が下がるということになります。
短い時間ならば市場は限界があるものと考えたほうがいいと思います。
(上昇が強い時だと、我も我もとお金は無限に湧いてくるともいえるような状態になります)
2.プレマインの有無とICO価格
次に選定する際にプレマインとICO価格について考えます。
プレマインは運営の事前の取り分です。
例えば、新規発行通貨においてあらかじめ10%マイニングをしておく。
これがプレマインです。
運営の取り分で後々高くなってから売ります。
その代わり高くするために努力をする。
という運営側の意思表明です。
全くない場合は、価値向上の意思が薄いのでは?と思いますし
多過ぎる場合は、自信がないのでは?という風にも受け取れます。
あまり多過ぎない方がいいけど0は困る物とお考え下さい。
最近の1sat上場の場合等はプレマイン率が極端に多いです。
(上場して運営費を稼ぐために売るため)
こうした銘柄の私の評価は自信がない、売り逃げゴールでは?
になります。
ICO価格は事前販売されていた通貨の価格です。
それは強いサポートにもなりますし、割ってしまった場合は、強いレジスタンスになります。
ホワイトペーパーや、プレセールのホームページに価格が残っていますので見ておきましょう。
現在の価格がICOと比べてどれぐらい高いのか、安いのか。
ICOより何倍も高ければ上昇は抑えられますし。
ICOより安くてもICO価格に到達するのは難易度が高いです。
買う場合はICOより2倍ぐらいが限度かな・・・。
そこから先はICO組は原資抜きしてる勝ち確定の状態ですので
どんな価格でも下がりだしたら売り浴びせてきます。後発はかなり不利です。
ICO価格を割ってる場合は、短いスパンで入るのがいいと思います。
私はICO価格を割った仮想通貨がICO価格を越えて戻した例をまだ見たことがありません。
ですので、ICO価格を越えて上がるは私は全く期待しません。
2023年追記
ICO価格を割ってから盛り返すケースはあります。
ICO割れは需要が少ないことで起きる現象なのであまり期待はできないケースだと思います。
3.承認形式
その通貨がPOW,POS,トークンなのか。といった所です。
気にすべきところは
POWならばハッシュパワーが純粋に確保できるか。
POSならば51%を第三者に握られることはないか。
トークンならば、発行元の通貨のハッシュパワーは大丈夫か。
です。
ブロックチェーンは書き換えができないこと。が価値の根拠です。
この根拠が揺らぐ通貨は突如として無価値になるリスクがあるため価値がないと考えます。
ハッシュパワーは計算力の高さ、攻撃に対する防御力を意味します。
最近だと
モナコイン、BTG、0承認のvergeが攻撃を受けています。
これらの通貨が大きく下がらなかったのは
問題を理解してる人が少ないのでは?と思っています。
<関連記事>
モナコインのファイナリティ問題について過去に書いています。
https://hoboshibou.net/2018/05/19/mona001/
目安としてはハッシュがこれらより弱い通貨はいつ攻撃を受けてもおかしくないです。
ほとんど全部のアルトです。
ならばPOSならば安全か?
というとPOSは51%以上を悪意者に握られるとブロックチェーンが書き換えられます。
そういう面ではPOW以上に危険です。
書き換えを行った場合、通貨の価値が毀損されますので、起きない
という前提になっていますが、そうはいっても何が起きるかはわからないものです・・・。
POW,POS両方問題があることがわかってしまいました。
問題があるということだけ理解しておきましょう。
トークンについてはそのおおもとの通貨のセキュリティに乗っかれるので
ETHトークンなんかは比較的安全だと思います。
大元がぶっ倒れたら巻き込まれますが・・・。
今後は、アルトコインはトークンとして強いセキュリティ、
ハッシュを持つ通貨に内包されていくのではないかなと思っています。
また、分散型であるか、企業型(運営がいる)のかも見ておく必要があります。
分散型はマイナーの意思によって動き、企業型は企業の方針で使われ方が左右されます。
考える時はこの通貨が分散型であること、企業型であることに合理性があるのか?
を考えると良いと思います。
基本的にPOW、POSは分散型になります。マイナーがいますのでマイナーが力を持ちます。
ただし、企業でも体裁としてPOWとしているケースやPOSとしているケースがあります。
マイナーがいる場合、チェーンをマイナーに奪われ操作される可能性がありますので
企業としては本来使いづらいです。ですので、何のために?を考えて投資判断をすると
良いと思います。
4.通貨の目的と性能
ここでやっと通貨の目的か!
となるのですが、それぐらい通貨の目的は優先順位が低いです。
何故か、全体的にスキャムが多いからです。
目的も嘘をついている可能性があります。
話半分程度で大丈夫です・・・。
本当はよくないですけど(笑)
ただ、ビジョンだけは見ておくといいと思います。
マーケットが小さければ大金を掴むプロジェクトになりません。
(潜在的な時価総額の上限がでてきてしまう)。
そこは評価するポイントですね。
性能については性能至上主義の方も結構いるので
なんともいえないです。おっしゃる通りで性能は良ければ良いです。
ただ、性能が大してよくないBTCが何故ここまで普及しているのか?
とか考えると普及に必要なのは性能だけではないと思います。
普及させるための仕掛けは別かなと。
性能がいいからアレより普及するはずだ!みたいなのは盲信です。
普及に必要なのは性能よりマーケティングのうまさじゃないかなと思います。
普及させるより前に通貨の価値を上げる。という点でも必要なのはマーケティングですね。
いかがでしたでしょうか。思いついたら追記をしていこうと思います。
2023年3/21追記
久々に昔の記事を読みました。
現在はPOWPOSじゃなくてイーサリアムのチェーン内でのトークンが増えています。
アルトコイン自体は引き続き誰でも発行できて簡単にそれっぽくできてしまいます。
それは引き続きご留意してもいいかもしれません!
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