こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。
ゾンビ・・・ご存知でしょうか。
マイケルジャクソンのスリラー!ドラゴンクエストの腐った死体。
最近だとハロウィンにUSJで走りまくるお馴染みキャラクター!
そのゾンビが起こすパニック!そしてヒューマンドラマ!エロス!
それが魅力のゾンビ物です!!!
正確には保菌者という扱いになるのですが、未知の生き物に
町を奪われ、高校生が命とグロとエロスで恋愛も頑張るB級感のある漫画、
インフェクションのご紹介です。
kindle漫画の価格は頻繁に変わるため、必ずご確認いただいたうえでご購入下さい。
ゾンビ映画の魅力
一番有名なのは昨年亡くなられたジョージ・A・ロメロ監督でしょう。
この方が撮られたゾンビ映画が今のゾンビのイメージの基本になっています。
ゾンビが噛みつくと噛みつかれた本人もゾンビになってしまう。
人類は追い詰められた瞬間、圧倒的な不利になります。
一人でもいたらゾンビはどんどんと増えて行ってしまうのです。
その中で起きる、生存者たちの思考、閉じ込められた場所でのグルーピング、
極限状況での人間のモラル、これがゾンビ映画の魅力だと思います。
インフェクションの紹介
本題の漫画インフェクション紹介に入っていこうと思います。
仙台市内で「感染者」と呼ばれる症状を持つ人間が大量に発生。
高校2年生天宮晴輝は好意を持っていた1学年年下の幼馴染五月に告白するために、
用具倉庫に閉じ込めてもらっていました。
しかし、閉じ込められたのは五月ではなく、きららという別の少女。
さらに予定通り仲間によって扉が開かれることはなく1日が経ってしまい、
仕方なしに自力で脱出すると学校はすでに感染者によりパニックになっていて・・・
というのがお話のスタートになります。
閉じ込めを首謀してくれていた友人が感染した状態で遭遇。
パニックになりながらも生き延びる道を選びます。
生き残った人達で学校から脱出、さらに妹の救助、現地で活躍する消防隊との連携。
段々と主人公は成長し強くなっていき、恋愛面ではクズになっていきます。
豊富なちょいエロシーンも魅力です。
グロいのか
ゾンビにあたる役目をする保菌者は目玉が虫のような物に入れ替わっており。
相手に乗りかかれば目から虫がポタポタ。口をあければ口からポタポタ。
瞼の裏をざわざわと。いうことで外見はかなりグロめです。
お話に少し出てきた位のキャラクターは容赦なく殺されていきますので
死者も非常に多いです。血やグロが苦手な方は避けることが良いと思います。
保菌者とはなんなのか
お話が明かされていくことになると思いますが、現状ではよくわかりません。
保菌者(突然発症)
新型(保菌者が人を食べ変化した姿)
感染者(保菌者に噛まれた人)
メット(進化の頂点?)
敵の種類はすでに4種類も登場しています。
単純なゾンビ物であれば1種類なので賛否が分かれるところだと思います。
保菌者自体を人間が対抗できる物としてしまっており、
人間側の戦力、体制が整うとパニックが収まってしまいます。
そのため対抗できないような強い敵が必要になり、種類が増えたのかなと感じました。
肝心のストーリーについて
主人公が非常に有能です。
天才が隠れていないモテまくりのため読者は感情移入する対象がいなくて困ると思います。
作中でも別のキャラクターから語られますが、妹天才、お父さん天才、お兄ちゃん天才と
家族でこの問題を解決できそうであり、作中に危機感があまりないです。
(パニックホラーとして絶望感が足りない)。
メインストーリーの舵は親族が握っているので、家族で解決することになるのでしょう。
色恋事情への脱線
主人公がモテまくります。
ゾンビ8:人間関係2
ぐらいがゾンビ映画のバランスだとすると
ゾンビ4:人間関係6
ぐらい人間関係とエロスにページが割かれています。
当初は幼馴染に告白するために・・・といっていた主人公も気づけば2股3股・・・。
恋人予備軍も抱えているような状態です。無事に完全なクズになりました。
私は所詮漫画なのでハーレムになろうがなんだろうがなんでもいいと思いますが、
極限状況で色恋をどうしようかと悩む姿で話が結構消化されます。
そこも賛否わかれるところでしょう。
おそらく作者の及川氏は非常にまじめな方なんだと思います。
心理を丁寧に書いて進めていきたいと思われているんじゃないかなと思います。
恋愛面の部分だけでなく、保菌者に対して法律的な定義はどうなる?とか
(生きてるなら勝手に殺してはいけない)。保菌者を抑える場合の手法、
どういったメカニズムで構成されているのか?とか
それらに説明をされています。
こういった視点は新しい部分もあり、インフェクションの魅力でもあると思いますが、
漫画のテンポと合うかはまた別の話でもあります。
仙台市内の描写と東日本大震災について
難しい話なのですが、仙台を舞台にしており、実際の場所が多く出てきます。
そして、作中では東日本大震災に被災しているキャラクターが多く、
それを体験談として語るシーンもあります(キャラクターの性格付けの根幹になっている)。
これもまた、読み手の立場それぞれからすると印象が変わるものです。
及川氏が仙台の大学のご出身ということで仙台の描写が多いのかとは思いますが、
センセーショナルな題となるため賛否別れると思います。
苦手だと思う方は避けたほうが良いです。
魅力あるキャラクター
残念なことに、パニックを自身の能力と行動でガンガン乗り越えられる
主人公に魅力はあまりないです。追い詰められないと!
一番の魅力はクズofクズの榎並ちゃんだと思います。
主人公や主人公の仲間たちは天才です。なんらかの才がありストーリーに絡めます。
パニックホラーの解決役としての能力があります。
榎並ちゃんは先輩の彼女として登場するも、先輩を犠牲にして生き残ります。
その後も男の人をたぶらかせながら美味い立場を作っていくというキャラクターです。
ストーリーの核心に踏み込むことはないですが、上手く立ち回ります。
強い人と天才だけではお話は面白くならないです。普通だったキャラクターが
どう変わっていくのか、はゾンビ物、サバイバルの魅力だと思います。
あと、妹の香里ちゃんは可愛いです。
ゾンビ漫画の魅力
実はゾンビ漫画は結構あります。
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(AA)アニメ化もされた名作です。
オブザデッドとつけるのは映画オマージュですね。学校からの脱出、
ショッピングモールの立てこもりと厨2心をくすぐります。
原作者の方が途中で亡くなってしまっており未完です。
アイアムヒーロー
アイアムヒーロー(AA)映画化されたのでご存知の方も多いと思います。
主人公である鈴木は漫画家のアシスタントでありながら日本で個人が持てる絶対的な
武器となる猟銃を持っており、気弱な主人公が未知の物に立ち向かうサバイバルとして
面白かったです。ラストは賛否ある!!!
がっこうぐらし
がっこうぐらし(AA)アニメ化された話題作です。
ほのぼの可愛い女の子が学校で暮らす日常系・・・なのですが
周りはもうゾンビに囲われており、学校でなんとか生き延びている。
ちょっと違ったアプローチの作品です。
そんなこんなで最後に
退屈な教室でテロ組織が攻めてきたらどうかわすかを考えたり、
ゾンビが発生したらどこに逃げ込むのが効率がいいかを議論してみたり
(日本の場合、海外程大きなショッピングモールがないためホームセンター
といわれています)。
僕たちは毎日、無駄な妄想をしています。
その中で、日本国内、仙台でゾンビ(感染者)が発生した場合どうするのか?
を考えている、インフェクションは貴重な作品だと思います。
法的には感染者は生きている人間であり、生きている人間を殺すにはどうするのか?
新しい法律が必要だ!と実際に起きた場合に必要になりそうなものを
考え、展開させるストーリーは面白いと思います。
エロスの割合もB級感があって面白いです(扉絵は大体エロス)。
ストーリーも佳境です。どんなオチを見せてくれるか楽しみです。
もともとはマガジンで連載していたものの、途中からWEB連載となっており
公式サイトで見ることが可能です。
マガジンポケット
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156635425137
(最新話+最初の方の話)
マンガボックス(アプリのみかな)
https://www.mangabox.me/reader/47558/episodes/
(1年遅れ連載)
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