こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。
今年完結した人気漫画モブサイコ100についてです。
非常に良かったので感想を書いていきます。
主人公の人格がしっかりしているのは魅力的ですよね。
目次
1.モブサイコ100について
本の詳細
タイトル:モブサイコ100
作者様:ONE 先生
Twitter:https://twitter.com/one_rakugaki
掲載誌:裏サンデー・マンガワン
巻数:1~16巻(完結)
あらすじ
中学生の少年の影山茂夫(モブ)、彼はとてつもない超能力を持っています。
しかしその超能力で過去に事件起こしたことから、超能力を使うのを控えています。
彼が使うのは、師匠である霊とか相談所の霊幻新隆から依頼を受けた時ぐらいで、
基本的には超能力はなんでもないことである。と考え日常を生きていきます。
非常に強力なため何かあったらモブに敵う人はいません。
それでも超能力を安易には彼は使いません。
人間的にも最強であり、能力的にも最強です。
そんな彼においても、日々色々なトラブルが起きます。
不良に絡まれたり、秘密結社がいたり、教団に祭り上げられたり…
そんな中でモブは成長し、頑張っていくお話です。
アクションよりもヒューマンドラマを中心としたお話と受けています。
2.感想
モブが非常に強い能力を持っているというのは
同じ作者の作品であるワンパンマンとも似てると思います。
ワンパンマンと違うのは、モブはヒーローではなく
何の責任も義務も負わないただの中学生です。
力をぶつけられる対象もないので軽々しく使おうとしません。
中学生の生活を通じて、超能力を使わないで何をするか。
身体を鍛えようとマラソンを始めてみたり。
そこでできた仲間も彼に最後まで味方します。
超能力で戦った人にも超能力を使わない凄さを伝えます。
最後まで、モブがやっていくことが実っていく物語と感じました。
話が繋がってくるので読後感も非常にいいです。
不条理がない幸せなお話だと思います。
エピソードは一つ一つが短く完結しており不必要に長いエピソードが
ないため作品全体としてまとまっています。
師匠 霊幻新隆の存在
特に本作においていいなと思うのは、霊幻新隆という師匠の存在です。
モブは除霊のアルバイト(時給300円)をしています。
そのアルバイト先が「霊とか相談所」のオーナーが霊幻になります。
なお、霊幻の霊感は0です。
霊能力がないため自分の除霊にモブを利用する20代の詐欺師、ダメ人間。
(自分でやる場合はマッサージで肩の重みやパソコンの合成技術で心霊写真を削除する)
口八丁でやっているキャラクターで、モブも騙されています。
そんな霊幻は悪そうな設定なのですが、
最初から最後までずっと、作中では大人としての役割を与えられます。
超能力を持つ人間として、どう生きるべきか。
師匠というのは超能力者の師匠としてではなく人間としてどうしていったらいいか
をモブに諭してくれる存在です。
モブや周りの人物からみた立ち位置はずっと同じで彼らを見守り続けます。
(霊能力のない詐欺師ですが…)。
作られた大人らしいキャラクターでこれだけ魅力を持たせられるのは凄いと思います。
モブが感情や表情に起伏がないキャラクターなので
実質、物語を動かしてる主人公は霊幻といっても過言ではないです。
後半の霊幻の告白はかなりの名シーンです。
絵柄は癖がある
元々ONE先生はオンラインで書かれていた作家さんになります。
絵柄に若干癖がありますので、購入や読む際はまず中身を少し見てみることを
おすすめします。癖はありますが、丁寧に描かれているので読みづらくはないですよ。
3.まとめ
人間の成長を感じる漫画、モブサイコ100についてのご紹介でした。
ワンパンマンも大好きです。
原作のワンパンマンはウェブサイトにまだ残っていて
ワンパンマン
http://galaxyheavyblow.web.fc2.com/
読むことが可能です、今のワンパンマンは、アイシールド21等を書かれていた
村田先生がとなりのヤングジャンプにて書かれています。
https://tonarinoyj.jp/episode/13932016480028985383
形としては再筆になるのかな、絵が非常に綺麗でいつも更新を楽しみにしています。
某漫画で「10巻以上続く漫画は駄作」というセリフが登場しますが、
20巻以内に完結する漫画は勢いが続くので良いですよ(笑)
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