CyballというBCGについての記事です。
遊ぶことで稼げるゲーム!というジャンルでPlaytoEarn一部の人に人気があります。
Cyballについて
ゲームの概要
ゲーム名:Cyball
チェーン:BSC(バイナンススマートチェーン)
トークン:2トークン制(ゲームトークンCBT、ガバナンストークンCYB)
ジャンル:BCG(BlockChainGame)
ゲームの内容
サッカーをベースにした相手がいる対戦ゲームです
3枚ずつキャラクターを選択し前半ハーフタイムで3回、後半ハーフタイムで3回作戦カードを切ります。
攻撃的に行くのか、防御的に行くのか
キャラクターには6種類のステータスが設定されており、
1ターンごとに指定されたステータスの合算の大小で勝負を競います。
作戦カードはそのステータスをフォローする役割がありました。
若干乱数がありましたが、基本は強いカードは強いという感じのゲームでした。
バージョンアップ後はこんな感じの画面になったようです。
ゲームプレイによるトークンの入手
アクシーを踏襲したスカラー制度
アクシーを踏襲したメンタリング制度
と大成功を収めたアクシーを意識したゲームでした。
どれぐらい期待されていたのか
ImpossibleFinanceやAnimocaBrandsといった強いベンチャーキャピタル、ローンチパッド
GuildfiやYGGといった強いゲームギルドがパートナーにおりゲームへの期待は高かったといえそうです。
NFTについても公式サイト以外にBinanceNFTでも販売され将来的にはBinanceとの繋がりも期待できるのでは?といった感じではありました。
実際のトークンの値動き
最初こそ盛り上がったもののトークンの価格は下落を続けました。
プレイして勝利さえすればトークンは増えていくので遊ぶ人さえいれば供給は常に増えていってしまうゲームでした。
最初についてはキャラクターを増やすためにトークンを利用していたので需要が一定数あったんですね。
だんだんキャラクターの価格が下がっていくとトークンも釣られて下がっていきました。
最初期だと$600あったキャラクターの価値が、今は$15程度とかなり安くなってしまいました。
需要が供給に負けてしまうよくあるゲームトークンの流れになってしまったのかなと思います。
なんでCyballはこうなったのか?
ポンジスキームだから
基本的には需要がついてこなかったが答えだと思います。
全てのBCGはポンジスキームの形態をとっています。
需要が供給に負けると
7月現在のCyblocの保有者数ですが1643アドレスしか存在していません。
高かった時期はもっと少なかったんです。スカラーが多すぎたことが原因じゃないかと思います。
スカラーはお金を出す人ではなくプレイを代行してトークンを獲得します。
Cyblocを保有する新規の人が少なく(お金を出す人が少ない)
トークンばかり生成されてしまった(お金を持って帰る人が多い)
何故そんな事が起きたのか考えてみると
最初期からゲームギルドは大量ホルダーとなりスカラーたちがプレイしていました。
トークン生成の速度はかなり早かったはずです。
少人数のお金を出すホルダー
ゲームを一生懸命遊ぶスカラーという構図で
ポンジスキームの破綻が早まった
開発力が弱かった
コレはゲームをやっていた方じゃないとわからないと思いますが、開発があまり強くなかったです。
当初は1月ごろにゲームリリース等といわれていましたが延期を重ねて3月にリリース。
今もまだ3:3のゲームですが正式版では5:5にする想定でした。
5人必要になったらキャラクターの必要数が1.5倍になりますのでポンジスキームの破綻は遅くなった可能性はあります。
ゲーム開発の想定が甘かったこともポンジスキームの破綻を早めたのではないかと思います。
運営はかなりの金額をトークンの自己購入と、キャラクターの購入にあてていて、
需要の超過を自前のBOTで引き受けることで開発を間に合わせようとしたのかと思いますが、
1ヶ月持ちませんでした。
破綻しないBCGは存在するのか?
おそらく存在します。
今多くのゲームが探しているのはこの破綻しない場所です。
トークンの経済圏が作られるとそこで何らかの需要や何らかの価値が生まれます。
実際オンラインゲームでは無料で得られる装備であっても
現金で売買されたりすることがあります。
彼らはゲームでその装備品を手に入れることに現金よりも価値を感じています。
こうしたことを考えるとどこかに妥結する場所があるはずです。
ただ実際問題で考えてみると。
現状の多くのBCGは「つまらない」です。
全員がお金を稼ぐことを目的に遊んでしまいます。
(その点Stepnの健康をテーマにするのは良い着眼点だと思います)
ゲームのためにお金を使う人はあまりいません。
また、利回りが良すぎることもBCGの寿命を短くしています。
本来ならば年利20%回収できれば凄い利回りなはずなのですが、
BCGの多くは1月程度で回収できる利回りでの人集めをしています。
月利100%ということは年利1200%なので異常ですよね。
ポンジスキームの形な以上破綻は早まります。
Runbloxは賛否ありますが、利回りを抑えることでゲームの持続性をあげようとしていると思われます。
この先何年も定着させることができたらそこに信用という価値が付与されるかもしれません!
BCGは変則のファーミングであり、現状の利回りだと維持は困難かなと思います。
まとめ
Cyballの件は最初に大量ホルダー大口が入りすぎたことで
後発が入るチャンスを潰してしまったことがまず大きいんじゃないかと思います。
ポンジスキーム構造の場合後発が増えていく、人が少ないのが必須条件なのかなあと思いました
ゲームギルドという形態はあまり稼げる形にならない気もしますね。
BCGはまだまだ発展途上でいずれ成立するものが出てくると思います!
多分既存IPのBCG化したようなのがのびるんじゃないかなーとおもいます!
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