ビットコインマイニング費用ってまだ下げ余地ありそうじゃね

マイニングの下落余地 ビットコイン

こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。

 

ビットコインだいぶ元気に上がってますね。
正直なところちょっと気持ち悪い動きな気がします。

 

2月14日書いた記事です。

https://hoboshibou.net/2019/02/14/btc-chart/

3900から~としていましたが、2回ほど抵抗して大きな下落をせずに反発して戻しています。
一応先だしでとれてるので許してください。
個人的にはこの感じは上に行くんじゃないかなと思います。
ただ、マイニングコストを考えてみるとあまり買いたいな~とは思えなかったので
上のレジスタンス4500ちょい抜けぐらいまで上がると思いながらショートで対処する感じで見ています。

元々3900~4200は達しない可能性すらあると思っていただけにポジションは軽めにして
臨機応変に対処したいところです。
買い手側に意思がある感じだとするとトレンドラインとかレジサポ見ている人を狩りたいのかなと思ってしまいます。
それが4500ちょい抜けぐらいかなって。
一応この辺は越えれない予想なのでこつこつ売りで対処していきます。
下値2000とか3000とかはまだまだ全然あるのかなと。
現状だと下に落ちればまた買われて、上に上がれば売られてのレンジだと思いますので、
どちらか一つに目線を絞って対処するのがいいのかなと思います。

 

ハッシュレートと価格の話

BTC価格はマイニングコストを根幹とするという人が結構います。
僕もある程度正しいと思います。

 

マイニングにかかる費用(電気代+人件費+PC代)=BTC価格

これよりも高ければ売られるし(利益が出る)
これよりも安ければ買われる(マイニングするよりもお得)

なのでハッシュレートはある程度監視する必要があります。
ただ、マイニングコストは果たしていくらなのか?というのは悩ましいところです。

 

一説には3600$等といわれていますがこれは正しいのでしょうか。

 

マイニングコストは変動してきた

2018年1月の下落時はマイニングコストは8000$だなんていわれていました。
実際のところいくらかはわかりませんでしたが
その後6000$~7000$は半年程度サポートとして機能したのでここは
当時のマイニングコストとニアだった可能性が高いと見ます。

 

現在は3600$なんて言われていますが実際のところよくわかりません。

 

COINTELEGRAPH
GMO:仮想通貨のマイニング拠点を夏前までに移転 「電気代を半分以下に」 熊谷氏「まだ勝負は終わっていない」「必ず取り戻す」

GMO:仮想通貨のマイニング拠点を夏前までに移転 「電気代を半分以下に」 熊谷氏「まだ勝負は終わっていない」「必ず取り戻す」
GMOインターネットの熊谷正寿社長は12日に開催した決算説明会で、自社での仮想通貨マイニングを継続する方針を改めて示し、電気代コストが半分となる新拠点への移転を夏前までに完了させることを明らかにした。

例えば、GMOなんかはマイニング事業をしていましたが巨額の赤字に突入しました。
(株式会社はわかりやすいデータを公開してくれるのでありがたいですね)。
特損で353億円ということで全く持ってマイニングは儲からなかったのでしょう。

 

2018年12月時点で680PH程度(GMO開示情報より)
https://ir.gmo.jp/pdf/irlibrary/gmo_disclose_info20190108.pdf

2019年2月19日時点のハッシュレートが
https://www.blockchain.com/ja/charts/hash-rate

47909PHということなので市場の1.5%ぐらい掘っている感じですね。
電気代を半分にすれば勝てる算段があるということなので、
マイニングコストはまだ下がるのではないでしょうか?
(マイニングコストというサポートラインが下に移行する可能性がある)

たぶん利益を出せる価格帯でマイニングをしている人たちも結構いるということだと思います。

GMOは上場企業ですので、株主に対して情報を適宜公開する必要があります。
経理の部門があったり、現場の仕事でも細かいお金の動きを報告したり、
何かをするにも決済を取ったりね。
ワンマンとか少人数でやってるマイニング専用の企業と比べて
会社規模が大きくおそらく採算はとりづらいはずなので、採算を取れる見通しがたつってのは
怖いなと感じています。

 

BTCが1年間に作られるのは65万枚

1ブロックの生産が12.5の間です。
先日Zaifで盗まれたのは

仮想通貨Watch

Zaifの仮想通貨盗難総額は70億円相当に、テックビューロが続報を発表
https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1144697.html

BTCだけでいえば6000枚ですが、他の通貨が27億円相当
アルトコインのほとんどは一度ビットコインの変換しないとフィアットにできませんので
ハッキングされる=すべてがBTCの売り圧になることになります。

 

コストをかけて採掘するマイニングと
限りなくコストをかけないで盗み出すハッキングは
新しいビットコインが市場に供給されるという点で同じだと思います。
マイニングコストをかけているとそれよりも高く売りたいですが、
ハッカーはコストをかけていないので、それより安く売ってもいいんです。
マイニングってハッキングされる環境がある現状はかなり不利です。

 

2020年には半減期がある

僕が一番ひっかかるのは半減期の存在です。
半減期はマイニング報酬が下がります。

仮に100万円かけて10BTC貰えていたとすれば、5BTCしかもらえなくなります。
その時点でビットコインの価格は倍になってないと同じ分だけの報酬を得られません

 

マイニングコスト(100万円)-ビットコイン(10万円×10BTC)=0

~半減期~

マイニングコスト(100万円)ービットコイン(20万円×5BTC)=0

半減期はわかりやすく予定されており、予見できる材料です。
(市場は織り込み済み)

凄い雑に考えれば、マイニングコストの倍の価格
7200ドルぐらいを目指して上がっていかないとおかしいと思うのです。
それが予見できる状態なのに簡単に上がらないということは何かが
まだ下げ足りていないのかなと考えてしまいます。

 

マイニングコストの究極的に下げてみる

電気代は0にできる

何回か書いているのですが、ベネズエラは電気代がかかりません。
それ以外にも電気代がかからない場所は結構あります。
まず、電気という物はため込むことができないため、どうしても余ります
電力会社は契約数等で発電力を予定して運転しますが余る分については垂れ流しにせざるえません。
夜間などの電気代が安いのはこの電気を有効活用するためです(昼間に発電した分が夜は不要になり余る)。
電力会社が自分たちでマイニングを始めたら?
と仮定すると電気代は0にできる可能性があると思います。

ちなみに我々は一般的な家庭の電気代を参考にしがちですが、
自分がやっていた業種では電気は家庭の半値ぐらいで買えていました。

 

マイニング用のPCの価格も0にできる?

COINTELEGRAPH
ビットメインが集団訴訟に直面 、顧客のデバイスで仮想通貨を不正マイニングか

ビットメインが集団訴訟に直面 、顧客のデバイスで仮想通貨を不正マイニングか
仮想通貨マイニングの巨人のビットメイン(Bitmain)が、顧客のデバイスで仮想通貨を採掘したとして、500万ドル(約5.7億円)規模の集団訴訟に直面している。

これが面白いなと思ったのですが、メーカーによる試用時間みたいなのがあるという話ですね。お客さんに出してからの設定時間でタダ取りしているという話なのですが、
メーカーからすれば客に出す前に多少試験をしたとしてもおかしくないですよね。

日本経済新聞
仮想通貨採掘ソフト設置事件で結審、判決は3月27日 

日本経済新聞
日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。

後はコインハイブですね。相手の計算能力を利用してということで、
1件ずつのボリュームは大したことないですが、集積されると大きな数字になります。

小さな数字の積み重ねですが、マイニングコストの引き下げ側の力になると思います。
(コインハイブ自体は終了するようです)

 

人件費は0にできる?!

これは完全に0にできるかは難しいのですが
AIの発展により単純作業を少なくしたり、例えば人件費の極端に安い地域への移転。
もしくは懲役刑に服している人達等の協力とか。

色々な人が組めば安くなる可能性は出てくるでしょう。
言い出したらキリがないけどあんま現実的じゃないかな。

 

マイニングコストのまとめ

これが100%全部できるとはとても言い難いのですが下げ余地って全然あると思うんですよね。
電力会社とグラボ会社が組むだけで劇的にコストを下げたマイニング事業ができてしまいます。
マイニング会社が電気がない地区に電力会社作って昼は電気を提供して
夜はマイニングなんてしたら世界は平和になりますね。

 

まとめ

半減期が見えている状態でも価格が上がらないのは
織り込み済で、半減期後もこの価格ぐらいに落ち着くつもりなのかなというシナリオも
あるのかなと感じ始めました

ビットコインが存続する限りは4年程度に1回半減期が訪れて
報酬がどんどん下がっていきます。
本来10年、20年後を見据えたら上がると思うのです。
それが起きないというのはビットコインとしても正念場というか
マイナー側のコスト圧縮が求められるシナリオもあるのではと感じてます。

投資信託とか不動産ならば30年後も見据えて買いますが、
BTCはそこまでの信用(継続する)を稼げてないんでしょうね。

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