こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。
草コインでよくある話。
「リブート」、「スワップ」
このスキームについて皆さん正しく理解されていますか?
この話はどうしようもなく大きな欠点がある気がしています。
というわけで書いてみます。
1.「リブート」、「スワップ」とは
リブート、再稼働、スワップは交換という意味になります。
仮想通貨は何かの事情でリブートをする、スワップをするということがあります。
発行枚数の変更だったり、ブランド名称の変更だったり。
これは同じ運営陣がテコ入れのための材料として行うものです。
今回は、運営が何らかの事情で放棄、開発が中止されている仮想通貨でのリブートやスワップ
について考えてみたいと思っています。
こういった中止した仮想通貨であってもすでに上場済みの場合、
トレードの対象として使われていたり、場合によっては有志が別のサービスを
展開させたりと何かの形で生き残っています。
それぞれの手元にあり、微弱ながら金銭的価値を持っている状態です。
これに対して本来の開発者ではない第三者がその仮想通貨を盛り上げたい。
リブートをしたいと声を上げてくるケースが草コインには多発しています。
仮想通貨のホルダーは自分の持っている通貨の価値があがりますので
同意をします。
2.リブートのスキーム
草コインAのリブートのスキームは以下の通りです。
①新運営が草コインAのリブート、スワップを発表
支持を集める
②草コインAの価格が上昇する
③「スワップ」希望者は草コインAを新運営に渡し、新草コインBを受け取る
④新運営は草コインAを市場で売却し資金にする
実際はここに新運営の初期の仕込みが入ります。
●新運営が草コインAを大量に購入する
①新運営が草コインAのリブート、スワップを発表
支持を集める
②草コインAの価格が上昇する
●新運営が草コインAを売却する。
③「スワップ」希望者は草コインAを新運営に渡し、新草コインBを受け取る
④新運営は草コインAを市場で売却し資金にする
これは仕方ないのかなと思います。
開発をするにあたりチームは必要ですし適正な人件費は必要です。
運営は既存の草コインAのコミュニティで新草コインBの知名度と
低価格帯で流動している通貨をPUMPすることでの売却差益の収入
を得ることができますのでリブートはメリットがある話です。
問題点は③と④です。
3.問題点
③「スワップ」希望者は草コインAを新運営に渡し、新草コインBを受け取る
④新運営は草コインAを市場で売却し資金にする
において、③の段階で草コインAの価格は暴落します。
彼らが欲しいのは新草コインBであり、さらに言えばフィアットです。
本来、草コインAが欲しいホルダーがいる価格に戻ります。
Pump前に類似する価格まで一気に暴落します。
(物としては、まだ換金されていませんので類似する価格までかなと思います)。
新運営はスワップ後に資金を獲得するために市場で売却をしますが
その段階では極めて安い価格となります。
場合によっては買い板がなくなり、換金できなくなる可能性があります。
ここに利益相反があるのが問題点だと考えます。
新運営及びホルダーは①、②の段階ではお互いに利益を享受できます。
しかし、③、④の段階になるとどちらかが損をする可能性がでてきます。
①新草コインBの価格が草コインAより高くなると予見されるとき
②草コインAの価格が必要以上に上昇し、売却差益で十分な資金を稼げた時
(スワップをするメリットがない)
この場合運営は約束を反故にした方が儲かります。
成り立つとしたら、通貨の価値がほとんど上がっていないこと。
新しい通貨についてもそんなに価値が付かないと予見できる場合
だけじゃないでしょうか?
こうした理由で、美味い話として草コインのリブートが成功する可能性は
低いと思われます。
ICO等と違い、最終段階で枚数の予想や価格のコントロールが難しいです。
草コインのリブート団体はそこまで予想してリブート宣言をできていないと思います。
4.まとめ
基本的に草コインのリブートはスキャムだと思っています。
ただし、ファンダによる上昇があるのは見えていますので、
投機的な投資は有だと思います。
リブートはスキームにまず問題がある。
とは思うのですが、これ以外にも純粋な詐欺のリスクも高いので
リブート案件に惚れこむような形での投資はおすすめいたしません。
人のコイン勝手にリブートする人は勝手にキャンセルします。
最初に述べたように、草コインのリブートと
既存の運営が行うリブートの意味は全く違うと思います。
混同しないようにご注意ください。
草コインのリブート案件で成功例ってあるんでしょうか・・・。
XPとかPACになるのでしょうか・・・?
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