ランウェイで笑ってスポコンファッション物語

本の感想アイキャッチです 少年漫画

こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。

漫画は創作だからこそ色々な世界を見せてくれるのが魅力です。
今回はファッションをテーマにしたお洋服を作る漫画
ランウェイで笑ってについてです。
ファッション?女の子向けだろ!?
イヤイヤイヤイヤ、マガジンですよ!マガジン!
はじめの一歩と同じ雑誌ですよ!!!

 


※kindle本は頻繁に価格が変わるので購入時は価格を必ずご確認ください。

 

目次

1.ランウェイで笑ってについて

2.感想

3.まとめ

 

1.ランウェイで笑ってについて

本の詳細

タイトル:ランウェイで笑って

作者:猪ノ谷言葉先生

Twitter:https://twitter.com/kotoba_inoya

掲載誌:週刊少年マガジン

マガジンポケット:https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156635424846
(最新刊の続きを若干読めます。)

あらすじ

家庭の事情でファッションデザイナーを目指すことに踏み出せない少年
都村育人と身長が158センチから伸びなかったもののパリコレモデルを目指し
頑張る少女 藤戸千雪の二人が夢に向かって頑張るお話です

 

同じ高校に通う二人が、ある時出会い、育人の作る服を着た
千雪は自分らしさ、小ささをものともしない魅力を発揮します。
千雪はトップモデルニ、そして育人はトップデザイナーに。
若い二人が経験を重ねそして夢をつかみ取る物語なのです。

 

2.感想

これは、実のところスポコン漫画である。

スポコン=スポーツ根性
ファッション漫画とて侮るなかれ、おしゃれなきらびやかな世界で
楽々才能を発揮する
お話ではありません
主人公二人は常識では絶対に不可能な条件でのスタートです。
千雪は父の事務所のオーディションを身長を理由に何度も何度も断られて
諦めさせようとされています。それでも諦めずに育人のデザインした服を着て
なんとか父の事務所に所属することが出来ます
育人も世間では大学や専門学校などで専門知識を学ぶことが一般的なファッションの世界で
独学で学び、飛び込み、周りからかなり厳しい態度をとられますが、
やらせてください!、絶対に帰りません!と普段は気弱なくせに頑張り続けます。

 

おしゃれなコレクション、デザイン性の高い服をテーマにした漫画なのに
友情×努力×勝利のジャンプイズムあふれるスポコン漫画なのです。
マガジンだけど。

ヒロインだけど友情関係

千雪と育人はお互いが折れそうなときに支え合う友情の関係があります。
男女ですが、恋愛よりも友情の方がしっくりくる。
色恋が全然見えず、しっくりくるのは戦友みたいな感じです。
ピンチになったとき助けてくれるのはお互いの存在なのです

 

真剣な人たち・努力がみどころ

育人はひたすら頑張り続けます。
千雪もトップモデルになるためにどんな仕事でも真剣に、一生懸命に取り組み続けます。
新人デザイナーの柳田も手は抜きません。
トップデザイナーの孫の綾野も自身の立場がありながらも目標に向かい努力します。

 

印象的なのは育人がデザイナーの所で仕事をする際に同僚となる大学生心さん
高身長で存在感、トップモデルの条件を全部持っているモデルの才能の塊です。
それでもやりたいのはデザイナー
育人が頑張る姿は心さんにも諦めない気持ちを芽生えさせます。

この話はもう、皆が服が好きでやりたいことのために頑張り続ける話なんです。
全員が報われるのは難しいのかもしれませんが、応援したくなってしまいます。

 

最後はちゃんと勝利で報われる

育人は金銭的な面や経験不足から、よく土壇場に追い込まれます。
そこで彼は未知の物にたいしても挑み、発想で結果を出し、
勝利をつかんでいくそれは気持ちがいいです。
発想、技術、想像を再現できる瞬発力が育人の武器です。
後半になると育人の事情や服作りのイベントがメインになり、
千雪の出番はかなり減るのですが千雪も負けん気、諦めない心で
モデルとしてのチャンスを掴もうともがいていきます。

少年漫画は最後は勝利がないとね!

 

服の知識もえられるんですよ!

服の種類や、制作側の意見やコツ。ファッションのイベントの流れ、工程。
こうした物を扱う漫画は珍しいと感じました。
ファッションデザインを扱う漫画は大体の場合、
主人公が凄いデザインを作る→他のキャラクターが褒める(承認する)
→読者も凄いと認識する

この形で進める印象があります。
服を制作する際の裏の事情を細かく描くには服の裏側の知識が必要なことと、
なによりも面白く描くのが難しいんだと思います。
(作中で凄いことを書いても、読者がその分野の知識を持っていないと理解できない)。
ランウェイで笑ってでは、服飾系の細かい事情や知識が紹介される機会が非常に多く、
作者の猪ノ谷先生(服飾は専門に勉強されておられないそうです)の知識、
そして理解するための演出が非常にお上手です。
知識がない自分が読んでもこうなっているんだ!と納得させられる説得力があります。
漫画ですので、教科書として全ての知識を得られるわけではないですが、非常に面白いです。

 

 

3.まとめ

というわけでランウェイで笑ってのご紹介でした。
6巻では駆け足になって、打ち切りか!?と思ったのですが
7巻では無事に元のペースに戻り、またファッション面の監修の方がついた
ということでさらに細やかな内容にも話が及ぶようになると思います。
ばりっばりのスポコン漫画はじめの一歩が連載している少年マガジンで
何故ランウェイで笑ってが人気があるのか。男子も女子も一読の価値がある漫画ですよ!
一巻ですでにかなり完成されていると思います。

 


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