盗難NFTを返却した話

NFT事件簿

盗難NFTの話です。
NFTの世界は盗難NFTがころころ存在しているようでして、よく確認する必要がでてきました。
物騒ですよね

盗難NFTとは?

盗まれてしまったNFTのことになります。
先日のPremintの際等に仮にトランザクションを承認して盗難されてしまうと
大きな被害の際はOpenseaが販売禁止の措置をしているようです
おそらく7月ぐらいに始まった仕組みのようですね。

 

Opensea

Reported for suspicious activityと表示されているものはOpenseaだと売買ができません。
ちなみに、他のマーケットだと売買できてしまうので、私はそれにひっかかりました。

後から盗難NFTの扱いを受けたケースもあるようなので、
買う時点でしっかり確認しないとならないのです…

実際に確認できるかというと困難

買ってしまった経緯

今回僕が買ったのはフロアが0.14ETHぐらいのものが0.1ETHで売られていたというかなり微妙な格安NFTでした。
流動性の低いLooksrareというサイトで見つけたので、
忘れ去られているだけ、これは得じゃないかと購入に至りました。
即座に転売する転売益の狙いで、そのNFTのバックボーンや状態は調べませんでした。

買った直後にとった行動

盗難NFTの表示だろうと気づけたので次の人に売りつけるしかないと考えました
このまま抱えているとそのまま全損になりかねないです。
損失がでても誰かに押し付けるほうが良い。

Zenogakki売買履歴

一番下が盗難のトランザクションで、この287335さんはおそらくPremintで詐欺した人ですね。
Othersideとか盗んでます。

今回の盗難NFTはすでに2回程売買されていて、その際も0.12とフロア価格より割安で売買していたようです。
盗難NFTを買った人が格安で次の人に売る…
負の連鎖はすでにおきていたのだ…!

とりあえず他の人に押し付けようとマイナー取引所にリストだけ実施しました。
僕もクズですね、被害が自分じゃなければいいのだ…

しかし、思い直します。
どうせ0.1だし売れないなら被害者に返してみても良いのではないか?

返却をする方法

アカウントを特定する

今回は運良く、
Openseaのアカウントに名前が設定してあった
アドレスを検索したら同じ名前のツイッターアカウントがそのアドレスをつぶやいていた。

さらにそれを盗まれたことをすでにツイートしていた。

ということでほぼ確定だろうと判断できました。

Lucas

これだけ証拠があればまず間違いないでしょう。
間違ってても送りつけるだけであれば僕の責任じゃないですし…

DMをしてみる

当初のアドレスを変更している可能性もありますし
もしリヴォークしてなければ同じことが置きかねないです。

ですので被害者の方からは新しいアドレスを確認したいところです

返却DM

Deeple英会話です。
サクッとアドレスを教えてくれたので返却しちゃいました!

返却して考えた話

被害の補償の話

今回の被害額は僕だけで考えた場合0.1ETH、プラスアルファのガス代程度です。
人によりますが個人でも許せる、被害を背負える金額でした。

でもこれがArata氏のMAYCだと返すというのはなかなか難しい感じがします。
金額が400万とか500万とかだとすると自分の被害をそのままにしてすんなり返すのは難しいですよね。

補償や保険みたいな仕組みが欲しいかなと思います。

そしてNFTはすんなり盗まれちゃうことが多いので
例えばもう盗まれないようなNFT取引用のウォレットもあってもいいかもしれません。
(権限を出す先を限定しているような被害補償付きのウォレット)
ウォレットに大事なものを置いとくなよというのはわかるのですが、
そもそも大事なものを置いてはいけないウォレットってユーザーフレンドリーじゃないですしね。

価値を持つにはこういった面も必要に思います。

盗難品を見分けるのは困難

時間差で盗難指定がつくケースも有り、見分けるのは難しいと考えます。
今回の僕の場合はよく確認したら見極めれたんじゃないかとは思います。
そんな毎回確認するなんて…とも思うので
NFTの売買はまた費用対効果が悪くなるなーと感じました。

それに、盗難品であるというならばOS以外もそもそも売買できるようにするなよとw

まとめ

NFTを返却してみたという話でした。

返却したい場合は、アドレスや名前やアイコンでアカウントを特定する。
相手のアドレスにそのまま返却すると再度盗難の可能性がある。
連絡を取り、送って欲しいアドレスを確認する。

すんなり今回は特定できましたが、特定できなかったら僕は売ってました!
こちらも被害者であり返す義務はないと考えます。
万が一同じ事態に遭遇しても気負わずに。

盗難の存在レベルが身近すぎるのでもう少し管理しやすいユーザーフレンドリーにならないと
本格的な普及には遠い気がしますね。

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