昔と比べクリスマスはなぜ盛り上がらなくなったのかを考えてみる

クリアスマスが盛り上がらなくなった

こんにちは、毎日瀕死マン@hoboshibouです。

クリスマスイブに一日モンスト(覇者の塔)をやっているのも
どうかと思うので、クリスマスにちなんだ記事を書いてみようと思います。

10年前のオタクにとってのクリスマスは「リア充死ね」とか
「爆発しろ」とか言わば敵でした。
ところが、このフレーズを見かける回数は年々減っていき、
もはやクリスマス自体地味に傾いているような印象があります

目次

1.実際に数字からみるクリスマスの変遷について

2.オタク的に見るクリスマスの変遷について

3.クリスマスはなぜ盛り上がらなくなったのか

4.まとめ

スポンサーリンク



1.実際に数字からみるクリスマスの変遷について

交際相手がいる人の割合

継続したデータが人口問題研究所が行っている
出生動向の基本調査しか見つからなかったためこれを参照します。
18歳から34歳までの男女概ね3000人に5年ごとにアンケートを取っています。

異性の交際相手(友人を含む)がいる割合

調査年男性女性
1982年58.7%65.7%
1988年45.9%56.2%
1992年45.5%55%
1997年41.5%51.3%
2002年36.4%51.3%
2005年41.2%49.6%
2010年34%45.9%
2015年27.2%37.9%

人口動向調査(クリスマス)2018年2015年の第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)より抜粋

出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
http://www.ipss.go.jp/site-ad/index_Japanese/shussho-index.html

こちらのデータは「異性との友人がいる」を含めたデータとなるのが注意が必要です。
80年代からスタートしていますのでお友達からお付き合いというのがあった時代
だからかと思われます。

過去のデータを見る限り直近の男女交際のピークは2005年頃ですので、
クリスマスのピークも同時期と仮定すると
ピークを過ぎて緩やかに下降している可能性が高いです

賃金と物価の推移

2018平均給与推移 2018物価推移独立行政法人労働政策研究・研修機構
https://www.jil.go.jp/ より引用

経済的には90年ぐらいまでがバブルで2000年ぐらいまでが崩壊期間ですね。
2001年より小泉純一郎氏が総理大臣に、いざなみ景気と呼ばれる好景気になりました。
2005年はバブル崩壊以後続いていた地価の下落が反転しており
市場心理はかなり良くなっていた時期だと思われます。
物価自体も緩やかに下がっており個人のお金の自由は比較的効いていた時期
言えそう。

2008年9月リーマンショック。
再び給与は下落。
2010年、2015年に至っては物価も徐々に上がっており
2005年と比較すると賃金は下がっているものの、物価は上がっている
という状態と思われます。

実際はこの賃金のチャートは年齢の高い給与の高かった人たちの
引退の影響もあると思いますので交際、結婚をする若年層の賃金の
額面だけは大きな影響はなかったではないかと考えます。
ただ、企業は景気低迷の経験から財布を引き締めており、
将来の賃金の上昇は約束されなくなりました(年功序列が終了)
2014年には消費税が5%から8%に増税もされていますので、
若年層のお財布事情は厳しくなっていそう

クリスマスは消費の文化である

正しい、宗教的な意味合いではなく、クリスマスの華やかさを演出するものは
なにか?と考えた場合、消費ではないかと思います。
交際相手がいなければプレゼントは行われません。
少子化であれば子供向けのプレゼントも減っていくでしょう。
人口が減っている以上祝う人は徐々に減っているかもしれません。
こうした人たちがいなければ彩るための電気代も払えません。
上記の通り若年層のお財布事情は厳しくなっているので、
クリスマスの消費は弱くなっている可能性が高そう

数字の上でまとめてみると

パートナーがいる人が減っており、クリスマスをパートナーと祝う層が少なくなっている。
プレゼントは異性間も少子化もそれぞれ影響があり消費は弱くなっている。

クリスマスは消費の面で盛り上がらなくなってきているといえそうです。

2.オタク的に見るクリスマスの変遷について

かってに改蔵クリスマス

(3巻 120ページ かってに改蔵 第31話”怖いと”クリスマス)

1998年の久米田先生の作品「かってに改蔵」からです。
このお話ではクリスマスをネロとパトラッシュの命日とし
ラブホテルで「フランダースの犬」を放送し盛り上がっているカップルに
喪に服せ~と迫る内容でした。
20年が経過して読むと面白いところとして
実にサンデー読者(男)の8割が彼女なぞいないと答えているのだ!
と久米田先生が作ったギャグのグラフがついていますが、
もはやこれはギャグではなく事実になっています

一般のカップルが3割だとするとサンデー読者は…!!!
(読者層は純粋に女性が増えてそうですけどね)

この辺は真実を追求しようがないのでやめておきましょう
ここで言いたいのは、当時からオタクにとってクリスマスというのは
敵であったということです。

インターネットにおけるリア充撲滅側勢力の構成はいつからか

さて、いつぐらいからTwitterで「リア充死ね」や「クリスマス終了のお知らせ」
といったネタが当たり前になったのかを検索してみます。
リア充爆発しろについては700件以上あり数え切れなかったので諦めました。

リア充死ねクリスマス終了のお知らせ
2006年0件0件
2007年1件1件
2008年2件7件
2009年39件128件
2010年42件276件
2011年44件458件
2012年63件323件
2013年37件271件
2014年50件248件
2015年55件180件
2016年50件271件
2017年42件154件

12月24日と25日に発言された件数を目視で数えています。


言葉は流行り廃りがあること。
Twitterのユーザー層が増える可能性があること(アカウントの増減)。
また、インターネット配信でこの言葉をタイトルに含めている人もおり
検索結果に影響を与えていたので信頼性はほどほどです
(しかも目視でざっくり数えているので件数はずれると思います)

言葉が流行りだしたのは2009年頃から
これは2005年にピークを付けて2010年、2015年に低下している
異性の交際相手の有無と反比例して増加しています

発言数は2017年は減っていますが、ばらつきの範囲内でもおかしくなさそうですね。
面白かったのは、毎年「今年はクリスマス終了のお知らせ見ないな」なんて
発言をする人がいること。
この辺は所属しているクラスタのメンバーや年齢、ライフスタイルの変化等の影響がありそう。

オタクによるTwitter上でのリア充たたきは2009年から開始されて毎年続いている。
増減はあるものの、数字上の発言数の変化は微差。

オタクはクリスマスを許したのか

当初書き始めたころは、
①リア充(カップル)側が少数派になっていること
②オタク側も年齢を重ねてリア充側に回っていること
③ネタを毎年やり過ぎて飽きている可能性
④オタクにとってもリア充になれる(一人でも満たせる楽しみがある)

こうした理由からネット上でも見かけなくなった。
というゴールを考えていたのですが

①についてはリア充は90年代からずっと少数派です。
若干増加に転じているのは2005年
この時は幸せの象徴、妬みの対象になっていた可能性はあります。
②についてはシフトしている可能性はありますが、調べることができません。
9年経っているのでシフトしている層は結構いそう(卒業勢)
③については今年もツイートを検索すれば見つかるので続いています。
クラスタの変化によるもので見かけなくてもやっている人はやっているというものの模様。
④については動画配信やゲームのクリスマスイベント等一人でもオタクは楽しめます
カップルでなければ楽しめないというクリスマスの過ごし方がなくなり、
クリスマスの楽しみ方は多様化しています

3.クリスマスはなぜ盛り上がらなくなったのか

1項では、クリスマスの数字上の変化を見ました。
パートナーがいる人は明確に減少しており恋愛におけるクリスマスは下火になっている
と言えます。
クリスマスの盛り上がりを消費の文化と捉えると、
給与と物価からみても
金銭面の影響もあるといえそうでした。

2項ではオタク文化が一時期クリスマスに対し強い拒絶を示していたことについて
数字上の変化を探ろうと試みましたが、Twitterの数字の変化は読み取れませんでした
現在もクラスタを変えて継続はしていそうです。

クリスマスが盛り上がらなくなったのは1項の数字の影響が大きそうです。

4.まとめ

というわけで、クリスマスが盛り上がらなくなった原因は
恋愛離れ、金銭面の影響が大きいようです
冗談交じりのテーマにしてはかなり深刻な理由となりました。
あとはここではあまり触れていませんが職種の多様化(サービス業や夜勤業)と
オタクの項で少し触れたクリスマスの過ごし方の多様化の影響はありそう。

オタクのたたきについては良くないというご意見もあると思いますが
叩いている人も遠くから見たら「クリスマスの参加者」と言えると考えています。
クリスマスを嫉妬して叩く=クリスマスに参加している。

好きの反対は無関心です。
嫌いも実はイベントの参加者なんですね~。